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Re: どうぶつ村の15日間 ( No.1 )
日時: 2013/08/10 21:07
名前: 名無し ◆V8yTrwtn.A (ID: 10Uu3dBQ)
参照: アク禁解除

※この物語は勿論フィクションです。登場人物も全て架空のものです。年齢も適当に決めたものです。


1日目(8月11日)


時は平成18年、西暦2006年。
いつもの朝が訪れた。時計を見ると午前6時47分・・・。
此処はどうぶつ村。人口は4万8000人以上、動物や人間が一緒に暮らしている、ユニークな村・・・というか街である。
此処どうぶつ村は目立った争い事は起きていない、平和な村である。明治の時代に此処で戦争が行われたが、その日以来戦争は全く起きていない。都会から送られてきた募金のお陰でこの村は食料や飲料も十分に補給できており、施設も沢山、さらに学校も造られている。今は夏休みなので学校も休みである。宿題も他に比べ少なく、村人は優雅な暮らしをしていた・・・。


主人公の土屋零杜(つちやれいと)は至って普通の人間。年は14で現在中学二年生。友達も沢山居る。人間、動物どちらともだ。


歩いていると、小学校から同じの大親友、斉藤弘樹(さいとうひろき)が声を掛けて来た。


弘樹「よう、まだ彼女できないのか?」

零杜「うるせぇな、お前もできていないだろうが。」

弘樹「はは、冗談だよ。いやぁこの村も平和だなぁ。相変わらず夏休みの宿題は少ないし。技術の進歩も凄いし。ウハウハだな」

零杜「そういえばお前のニコニコの生放送見たぜ」



この村には電気店があり、パソコンもテレビも最新の物が普及されている、進化の凄い村である。




弘樹「おお、そうか。・・・どうだった?イカしてたか?」

零杜「いや、正直ださかった」

弘樹「まじか。俺もそろそろ「ナニ」を変えないとなぁ」

零杜「ちょ、下ネタやめろよw」

何とも平和な会話であった。しかしそれがこの15日間の間で途切れてしまうなんて、零杜も弘樹も思ってもいなかった・・・。


―午前11時25分。零杜は何かを食べようと、村で大評判の食堂、大衆食堂へ向かった。


零杜「・・・旨い」

この店の天丼は最高に美味だった。この味で250円とは赤字にならないのか・・・?

そう思って食べていると友達のチーフが来た。

チーフ「おう、零杜。天丼食ってるのか。・・・隣いいか?」

零杜「ああ、いいよ。」

チーフ「いやぁバイト大変だよ全く・・・お前らみたいな中学生は楽に過ごしているだろうが、俺はそうはいかねぇ・・・。」

零杜「そういやお前、今年で何歳だっけ」

チーフ「十九」

零杜「19か・・・バイト、何処でしてるんだ?」

チーフ「ああ、近くのコンビニでな。店長がやけに厳しくてさ・・・。でも給料は悪くないから文句は言えない。」

零杜「そうか・・・」

天丼を食べ終えた零杜はそろそろ帰ろうと席を立った。

零杜「チーフ、バイト頑張れよ。あと、俺のブログも見てくれよな。」

チーフ「ああ、お前の馬鹿げた更新にはいつも笑えるからなぁ」

零杜「よ・・・余計なお世話だ。」

チーフ「おっと、そろそろ行かねぇと・・・またな零杜。近いうちにまた会おう。」

チーフに別れを告げた零杜は家に帰った。それからはずっとPCに顔を向けていた・・・。


―午後16時38分。いつの間にか眠っていたようだ。PCの画面も付けっぱなしである。


零杜「やべ、寝ちまった」

冷蔵庫を開けると飲料しか入っていなかった。

零杜「仕方ねぇな・・・」

食料の買出しに行くため、自転車に乗った。飲料を飲みながら片手運転でたぬきちの店まで走った。自転車を運転してもう4年程にもなるので、片手運転は愚か両手を手放しても余裕で運転出来る。

自転車で家からたぬきちの店までは約10分。中では沢山のお客さんが買い物をしていた。流石は有名な店だけではある。



・・・午後17時13分、帰宅した零杜は買ったものを冷蔵庫に入れ、ベットに寝転んだ。

零杜「暇だな」

少しPCをした後、電源を消し、テレビを見ようとテレビの電源を入れた。どのチャンネルも子供番組ばかりやっている。

零杜「全くこの時間帯は本当につまらんな」

ぶつぶつ言っていたが、結局は番組を見ていた。
ヒーローが怪物と戦っている場面であった。

零杜「嗚呼、俺もこんな年があったなぁ」

昔を思い出しているとまた眠くなってきた。そしていつの間にか眠りに就いていた・・・。