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Re: どうぶつの森 小説書いたり雑談するスレ part1 ( No.1 )
日時: 2016/04/06 20:11
名前: ほのあ ◆dLhHTZy8XU (ID: LGWT8qTO)

まったり村のハチャメチャ日常 第一話 まったり村に引っ越して来ました!編
ガタガタと揺れる一つの電車。その電車は、山も海も有り町も有る。田舎でも田舎過ぎない村、まったり村へと向かっていた。そこには、今日村長が降臨する日だ。と言っても、小学五年生の女性。今時の女性とは思えない程頭が悪い女性。名前はほのあ。持ちネタはほのあんぱんと言い、自分の名前のほのあ×あんぱんと言った意味だ。あんぱんは、単にあんぱんが好きだから、と言う平凡な意味。実際に理想のほのあんぱんも作った事が有るらしい。
そんなほのあが、今まったり村へと行く為に電車に乗っているのだ。よく電車に乗るからか、もう電車の乗り心地は慣れてしまっている様子。肩にはピンク色の兎が乗っているポーチを背負って下り、その中にはほのあが一人寂しく座っていた。
「今日からまったり村に行くぞー!エイッエイッオー!!」
と大声を出すほのあ。電車は静かだからか、大声を出せば一斉にその大声を出した人の方に視線を向ける。そして、ほのあの近くに居たエリートな会社員、OLの女性、無邪気そうな子供、その全ての人々がほのあの方に目を向ける。
ごめんなさい。と大声を出した事をこくりと頭を下げ謝罪した。しかし、無邪気そうな子供だけは目を?にしながら此方を見ていた。ほのあは目を剃らす様に、ポーチから手作りのほのあんぱんを食べながら、まったり村に着くのを待つ事にした。
待つ事三十分後。ほのあは朝早起きをし仕度をしたから眠くなったのか、口から涎を垂らしてぐぅぐぅと気持ち良さそうに寝て居る。さっきのOLの人とエリートな会社員の人は居なくなり、また新しい人が乗っていた。お年寄りのお婆さんがほのあの隣に座っていた。まったり村に着いたのか、アナウンスで目が覚めた。
「まもなく〜まったり村〜まったり村〜。お出口は右側です〜。」
「…ハッ!もうまったり村に着いたのか!早く降りないと…」
また一人で大きな声を出してしまう。心に言葉を収める事が出来ないのか、と自分で苦笑いするほのあ。さっきの無邪気そうな子供も、まったり村に住んでいるのか降りて行った。お年寄りのお婆さんは、まだ目的地に着いていないのかそのまま座っている。ほのあは無邪気そうな子供の跡に続きながら、電車を降りて行った。
電車から降り階段を降りる。すると、人でざわざわとしている駅に着いた。改札を通る為切符をポーチから出すのも面倒だが、そうしないと出れない。そう思いつつ切符を取り出し改札口に入れる。切符はスルスルと異常無しに吸い込まれて行った。ほのあはそのまま駅を出て、こんにちはーとさっきより大きな声を出した。
「こーんにっちわー!!この村の村長、ほのあでええぇーすッ!!」
その声は、村全体に聴こえるくらいの大声だった。まったり村には山も有るからなのか、そのせいで声が山びこの様に響いた。すると、パンッパンパンパンとほのあめがけてクラッカーが放たれた。ほのあの服には折り紙を小さく切った折り紙が身体全体に付いていた。
「ちょっとちょっとーー!?」
「サプライズ、だーいせーいこーう!」
いきなりのサプライズに驚いたほのあだが、回りに居る人々もわいわいと騒いでいた。ほのあは服に付いてしまった折り紙を取りながらも、目の前を見た。
目の前に居るのは、右側から女性二人と、左側からは男性二人が拍手をパチパチとしていた。全員ほのあと同じく、小学五年生くらいの歳頃だった。
「いやぁ、はじめまして!ほのあさん!私はすずかって言うアホです!1+1も出来ないアホ何ですううぅ!」
「この子がこれから村長になるのねぇ〜。まぁ、あたしが村長になってあげたい所だけど、今回だけは譲ってあげるわね!」
「貴方何処かで見た事有る気がするなぁ〜…そして、攻められたいでええぇーすッ!!」
「失礼だよっもみじ!…ま、そう言う僕も敬語は使えないけど☆」
四人も人が居てペラペラと喋るからか、喋るターンが掴めないほのあ。
とりあえず四人は自己紹介をし始めた。右側の女性二人は、すずかともも。すずかはほのあの友達になりたいと言う事を代表して出迎えに来たらしい。ほのあと同様、前向きで明るい性格。ももはすずかに無理矢理やらされて仕方なく出迎えをしていると言うが、本当は代表をしたいと言う事で出迎えに来たらしい。以外にツンデレな一面を持っている。
そして左側の男性の二人はもみじとよもぎ。もみじは面白そうなので出迎えに来た。との事。見た感じ、ただのドMの様だ。そして最後の男性はよもぎ。元この村の村長だったらしく、ほのあが村長になると共に秘書になったと言う事で出迎えに来たと言う事。出迎えに来てくれたのは、全員個性的な人達だ。
「えっと…私はほのあ!理想のほのあんぱん作りを目指しているんだ!良かったら皆、お一つどう?」
そう言って、ポーチからは出せない様な量のほのあんぱんをそこら辺にばらまき、その出迎えの四人と村の人々は、そのほのあんぱんをネズミの様にかじった。
「…!美味しい…!こんなに旨いもん食べたのは初めてだ!」
「私、あんぱんは苦手だけどこれなら食べれそう!美味しい〜!」
「絶妙な甘さと口に広がるこしあんがなめらか…見た目からは想像も付かない美味しさ…凄く美味しーい!!」
ほのあんぱんを食べた全員は、全てほのあんぱんの味に虜になっている。さっき一口でかじっていたのが嘘の様にバクバクと食べ出した。不味い、と言う人は、この際一人も居なかった。もっとくれと言ってくる人は居ず、一つでお腹がいっぱいの様だ。ほのあは笑いながらそうだろうそうだろうと皆に自慢気に言っている。
「やっぱり、村長は村長に相応しい!こんな天才的なあんぱんを作るだ何て、村長の中の村長だっ!」
「村長村長うるっさいわよ!」
「まぁまぁ!ももだって美味しかっただろ?」
「うっ…まぁ、美味しかったわよ!また食べたいと思ったわね。流石にイチゴミルクチョコレートマシュマロには敵わないわっ!」
「ほのあんぱん…ネーミングセンスはアレだけど、味は美味しいから許してやるか!」
皆が笑顔になれる様なほのあんぱんを作っているから嬉しい。と皆に笑顔を見せるほのあ。ほのあが皆にあげほのあんぱんは、もはやももが言うイチゴミルクチョコレートマシュマロ何て目じゃないくらいだ。すずかはほのあんぱんをどうして作っているのかが気になり、ほのあに魅力される。…と言っても、何方も女性なので憧れるだけだ。