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Re: おいでよどうぶつの森 <怖い話を作りませんか?>2 ( No.345 )
日時: 2012/06/17 20:20
名前: 樹音 (ID: mUcdxMp7)

その頃、前リオが住んでいた村では・・・。

『リオ、元気かしらねー。』

『きっとあの子の事だ。楽しんでるんじゃないの?』

『元気いい子だったものねぇ。。ああ、何か会いたくなってきたわ。』

『それなら今度 あの子の村行ってみましょうか』

『いいわね、それ!』

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クシュンッとリオはクシャミをした。

昔、誰かに噂されるとクシャミをすると聞いたことはあるけれど、とリオは思う。


今回は違う、寒いからだ。
もう暖かい時期なのに、地下はものすごく寒くて どうしようもなかった。

一日、あの拷問部屋に行くのは朝と晩の二回。
それまではこのくそ寒い檻の中で過ごす。

檻の中の隅にリオは座っていた。
すると横に住民が座った。

名前はジョンだったかな、とリオは思う。
『・・・落ち着いたか?』

『・・・・』
リオはさっき暴れたことは、あんまり思い出したくなかった。

『すぐに薬が効く。だから・・・』

『・・・だから?』

リオはジョンを睨みながら呟く。
『だから何?それで納得するとでも?
私は絶対に認めない。

何も知らないうちに、死ねなくなって、このままずっとずっとずーっと酷い目にあう。

何も分からないのに・・・。
実験台・・・に、なった。』

最後は涙があふれてきてうまく喋れなかった。
ジョンは何も言わなかった。



リオは考える。
このままではやばい。


ここから出てこの村から逃げよう。
でないと・・・。


その先は 想像したくなかった。

つづく