雑談掲示板

この事について。 ( No.0 )
日時: 2012/03/20 11:38
名前: うぇる ◆CdYB.pCGvY (ID: ThA8vNRQ)

北海道大学に鎮座しているクラーク博士の銅像。
彼の残した言葉は余りにも有名である。
ついこの間、ある学校の説明会に参加したら、
校長先生がいきなり流暢な英語でそれを朗読した。
最初の一文は有名だが、それ以降の文章はあまり知られていない。

"Boys, be ambitious!"
Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing which men call fame…
Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.

青年よ大志を抱け、
それは金銭や我欲のためにではなく、
また人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。

人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを
成しとげるために大志をもて。 

最後の「人間として当然そなえていなければならぬあらゆることを
成しとげるために大志をもて」という文章は奥が深い。
「人間として当然そなえていなければならぬあらゆること」
とはどういうことなのだろう。
もし私にそれを問われたら、私は50過ぎだが、自分自身そなえているとは思えない。
こういうことを一生問うていくのが人生なのだろうか。

とにかくご立派なクラーク博士の言葉、
最初の「青年よ大志を抱け」以降の文章も語られて欲しいものである。
校長先生の話によれば、
以降の文章は「北海道の雄大な大地に合わない」と理由で、
あまり知られていないという説があるという。

しかし何かその理由は釈然としない。
もしそれが事実なら、最初の一文だけでは、
クラーク博士の思いが伝わらないと思うのは私だけだろうか。